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タロウの抜歯

(*長文です)


15年前にタロウがうちの子になったとき、すでに右上の牙は欠け、口の中は荒れて、アクビする度に痛がって「ギャッ!」と悲鳴をあげていた。
薬を飲ませたり、抜歯(一部)もして、アクビはできるようになったけど、口内炎が完治することはなく...、昨年11月末くらいから、また痛みがひどくなってきたようだった。


タロウ
柔らかい日差しで日向ぼっこ。(11/10撮影)



タロウの口の中を診た先生は「この子は、ずっと口内炎を抱えて痛みに慣れているから食事もできるんだろうけど、もしも自分の口の中がこんなだったら耐え難いよね。」と言った。
私が抜歯について相談すると、先生は「飼い主としてその考え方も『あり』だと思うし、実際に抜歯した仔は「楽になった〜」という顔つきになるよ。」と言った。
でも、先生は「猫の15歳はものすごい年齢で、手術(麻酔)のリスクは大きい。」とつけ加えることも忘れなかった。
(この先生は手術はしない。いい先生に巡り会えたと私は思っているけど、病院になんかなるべく連れてかない方がいい、なんてことを言う先生なの...)


タロウ
この頃はまだ元気そう。(12/8撮影)


タロウは注射のあとは痛みが取れるようで、食も進む。が、一時しのぎという感はぬぐえず、食欲はだんだん落ち、水もあまり飲まなくなって、目に見えて脱水も進んできた。
このままでは弱っていくばかりだ。元々痩せていて食も細いのに、こんなんでは体力はあっという間になくなってしまう。私はとても不安になった。


タロウ
ジブンの爪で口の中を引っ掻いて血だらけにする。(12/15撮影)
獣医さんが言うには、痛いところを自分で掻き出そうとしてるんじゃないかって。やめて。。



だから先生に、誰かタロウの抜歯を引き受けてくれる獣医さんを紹介してもらえないだろうか?、と訊いてみた。
すると先生は「面識はないけど」と前置きをして、ちょっと離れた地域の獣医さんの名前を教えてくれた。なんでも、先生の患犬さんがそこで抜歯手術を受けたそうだが、術後の口内の処置がそれはそれはキチンと施されていた...んだって。


タロウ
毛がバッサバサ。。(;_;)(12/26撮影)


正月休みが明けるのを待って、その動物病院に電話をかけた。15歳の猫の抜歯を考えていることを伝えると「一度診せてくれ」というので、早速タロウを連れて行った。(これが遠いんだ。。)

診察は丁寧で、口の中を撮影して、炎症の箇所を一つ一つ説明してくれた。残っている奥歯や牙の周り、タロウの口の中はあちこちが真っ赤になってただれていた。しかし、先生は、高齢猫が手術を受けるリスクは大きい、生命に関わるどうしても必要な手術でなければ行うべきではない、と言う。
そう言われることは予想していたけど、、この先生ったら、どうにもこうにもものすご〜く!用心深くて...、自分の言葉が飼い主である私の決意を後押しすることが絶対にないように、言葉を選んで実に慎重に話す。
もしもの事態が起きた場合に責任問題になるからだろう。が、これほどの用心深さは信頼に値する、と私は思った。

だが、たとえ私がそう思っても、先生はともかくタロウの手術を引き受けたくはなさそうだ。。かと言って私も簡単にはあきらめきれない。
そこで、とりあえず手術が可能かどうか、タロウの血液検査をしてもらうことにした。 検査結果がよくなければスッパリ諦めるつもりだった。ところが、老猫にしてはまぁまぁ、どの数値もそんなに悪くなかった。
しかし、それでも尚、先生は決して手術を勧めようとはしない。

あきらめるしかないのかなぁ。。。「そうですか、わかりました」と、観念した私が渋々帰ろうとしたそのとき、先生が「もし手術をするなら、術後の経過もありますから、週の初めに連れて来てくださいね」と言った。
ぬぬっ、これってゴーサインだよね!)私は心の中で叫んだが、口先では冷静を装い、先生に「はい、もう一度よく考えてみます」と告げて、その日は帰った。


タロウ
ツメトギを買ってやった。調子が悪そうだとつい甘くなる。(12/29撮影)


家に帰ってから、よ〜く考えた。
もしこれが自分だったら...、ひどい痛みを一時しのぎの注射でごまかしながら生きるより、手術を受ける方を選ぶ。手術(麻酔)のせいで85年(猫の15歳)の人生を終えるのはそんなに不幸なことではないと思うし(私自身は「シ」よりも「痛み」の方がコワい)、多少のリスクがあっても、タロウの晩年を痛みから解放してやりたい。 自分本位ではあるけれど、そんなふうに考え、抜歯することを決意した。


次の週、連休明けの火曜日に、タロウを連れ再びその遠い病院へと向かった。
手術は午後。入院はないから夕方には迎えに行く。
どうかどうか無事に終えますように!
(縁起をかつぎ、その日が「先負」で「午後は吉」であることを確認しておいた)


不安な数時間が過ぎ(家の中に猫がいないのは寂しいもんだ...)、タロウは手術を乗り切った。迎えに行った時には意識もはっきりしていて、その顔を見たらさすがにほっとした。
先生は術前術後の画像を比べ、詳しく説明してくれた。タロウの歯は、下2本の牙と小さな前歯以外の全てが抜かれ、傷口は溶ける糸で縫ってあるそうだ。

一週間後には術後の診察。先生は治ってきたタロウの口の中を確認しながら「口の中がまるで腐ったみたいになってましたよね」と衝撃的な言葉を発した。(・・;)
やっぱり手術してよかったんだ。。


タロウ
点滴のため両腕の毛を剃られた。ちょっとボロボロ..(;_;)(1/19撮影)


食の細いタロウは回復に時間がかかったが、徐々に元気になってきた。
口の中の炎症は治まり、口臭もなくなって、毛艶もいい。
大きなリスクを乗り越えたタロウは命拾いした...と私は思う。
(うまくいったから言えることではあるけどね...)


タロウ
今のタロウ。(左目の目ヤニはデフォルト)(5/27撮影)


どうだろ?、楽になった〜..という顔つきになってるといいんだけど。
これからも元気で過ごそう!、ね、タロちゃん。




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もちろんGaoさんにも、タロウのことを見守ってくれるように拝んだ。
でも、もし手術から生還しなかったら、そのときはGaoさんが連れてったと思うことにしよう..と、都合のよいことも考えてた。。

タロウくん、ほんと毛艶がよくなって、若返ったよ~!
うまくいってヨカッタ。。。

こうやって読ませてもらうと、高齢猫の麻酔ってやはりおおごとなんだなぁ、
決断するニンゲンも、ギリギリ考えて考えて大変なことなのだと思いました。
私は迷うばかりで時間をむだにしてしまいそう。。。タロウくんの保護者さんを見習います。
[ 2018/05/30 15:04 ] [ 編集 ]
タロウくん、ほんとに大変だったんですねぇ。
ずっと「ちょっと若い子」というイメージだったので、15歳だなんて、いつのまに?と思ってしまいました。
「この子はずっと口内炎を抱えて痛みに慣れているから」というくだりでうるっとしました。

ウララもずっと口内炎でステロイドでしのいでます。抜歯もしたけどあんまり効果がなく、サプリメントもあれこれ試したけど、錠剤、カプセルは絶対に吐き出すし、苦みのわかる薬は餌に混ぜたら食べないし、痛いときに口を触らなければならないことはさせてくれないし、結局ほとんどまともに飲ませることもできずに終わってます。

でも、体重は維持してきたから(じわっじわっと減ってますが)よっぽど痛そうでも知らないうちにそーっとフードは食べているんです。(ウェットの方が痛いところにくっついてしまうからよくないようです。)我慢強い子だなー、と思っていましたが、痛みに慣れてしまったのでしょうね。

タロウくん、お口が臭くなくなったのはとてもよい兆候。食べることに興味がなかったのは痛かったからかも。これから食べることが好きになってちょっと太ってくれるとよいですね。
[ 2018/06/02 23:07 ] [ 編集 ]
年齢と病状を考えて悩みぬいた結果ですね。
本当によく決心されたと思いますよ。
そして良い結果で嬉しいです。

うちのハナクロは何度か口を痙攣させる事があって診察を受けたら歯肉炎と言われました。
特別処置もなく暫くして抜けたようで、それからはパクパクごはんを食べるようになりました。
話では歯がなくても飲み込めるので心配はないらしいですね。
何より痛さを我慢しないで食べられるのは嬉しい事ですね。
家ではもう5年くらいウエットにササヘルスを振りかけて与えてます。
口内炎がある銀も病院に行く回数が減りました。(私も飲んでます^^)
[ 2018/06/03 18:46 ] [ 編集 ]
◇あなごさん
今までのタロウを知らない獣医さんは、タロウのことを
やせ細ったボロボロの老猫だと思ったのかもしれません。
近所のノラ猫さんの方が、タロウよりよほど体格がいいですもん。
あ、タロウのことずっと放置していた私を見習ってはいけません!

◇MMMさん
先生の「もしも自分の口の中がこんなだったら耐え難い」という言葉を聞いたときに、抜歯をほぼ決意しました。
猫って我慢強いけど、痛みに慣れて...って、ホントに可哀相です。(;_;)
猫の口の中の炎症は、悪化してしまうと治りませんよね〜
ウララちゃんは、お薬飲ませるのが難しいんですね。
タロウは、カプセルなら何とか飲ませられるけど、苦いのは絶対ムリです。
猫がお薬ちゃんと飲んで、歯磨きは無理でも、せめて食後にうがいしてくれればなぁ..なんて思ってしまいます。

タロウは、12月に入ってからは、本当に見る見る状態が悪くなって行きました。
毛はボサボサだし、鼻はいつも乾いているし、毛色まで薄くなります。
獣医さんが抜歯を引き受けてくれたこと、タロウが乗り切ってくれたことに感謝せずにいられません。
この頃は、少〜しお肉がついてきたようです。

◇ぽん吉さん
タロウは急速にボロボロになっていったので、
抜歯しなければ、この仔を失うと思ってしまいました。
ハナクロさん、元気で長生きしてすごいです。あやかりたいです。
うちではずっとフードと水にサンクロンを混ぜています。
アパッチとイイチャンが口内トラブルに悩まされなかったのは、これのおかげかなと思います。
[ 2018/06/05 02:32 ] [ 編集 ]
ジグザグさん、タロウちゃん、お久しぶりです。また更新が始まって本当に嬉しいです。
タロウちゃん、いろいろ大変でしたね。でも手術がうまくいって本当によかった。うちの先生も手術してくれない系ですよ。おまけに手術したらこんなに大変だった、あんなによくなかった、みたいな話ばっかりします。けっこうめげます。タロウちゃんはいい方の結果でよかった。美味しいもの、ちょっとずつでもたくさん食べてね(変な言い方だ^^;)
↓の動画をみて思わず「ジグザグさーん、初めまして」とパソ画面にご挨拶しました。
よく知ってるのに全然知らないんですもんね。不思議。
顔を隠しながら動画撮る方法、今度やってみようっと。

[ 2018/06/06 18:07 ] [ 編集 ]
◇りきさん
普段は「病院になんか連れてかない」方を選びます。が、やはり痛いのは自分もイヤだし、可哀相だと思ってしまいます。タロウは頑張ってくれて本当によかったです。

>よく知ってるのに全然知らないんですもんね。
アハハ、ホントそうですね〜
りきさんの記事にコメントしそこなったんですが...、実はワタクシ、りきさんが旅行された北九州在住であります。駅の辺りですれ違ったかも、です。けど、未だにウラシマなんで、りきさんの記事を読んで「へぇ〜、こんな所があるんだ〜」と驚くことの方が多かったです。(^^;)
[ 2018/06/07 23:30 ] [ 編集 ]



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