‥じゃあ、またね‥
(アパッチ・20歳と2ヶ月 / 2月26日撮影)
3月2日18時半過ぎ、アパッチは遠くへ旅立ちました。
またいつか・・・きっと会えるよね。
*
アパッチ、今頃はきっとジグと一緒にいると思います。
アパッチのことを気にかけ、見守ってくださった方々に
心よりお礼申し上げます。
本当にどうもありがとうございました。
全然気持ちの整理がつかなくて、ちゃんと書ける自信がありませんが・・・
それまでは毎日用意したゴハンをほぼ完食していたアパッチの食欲が急に落ちたのは2/28でした。
同じ頃に、あちこち歩いている最中に時折ボォ〜と長い時間立ち止まるようにもなり、それは歩き疲れて動けなくなってしまっていたのとは、何か少し違うような気がしました。そして顔つきが少しきつく(笑顔がない)、どこかしら不快なのではないかと思いました。よく見ると、呼吸も速いようでした。(数えてみると「46回/分」で、平均は20〜30くらい?)
だから、3/1に翌朝の病院の予約を入れましたが、食欲がすっかり落ちてしまわないうちに「念のため」くらいの気持ちでした。
病院へ行った前の晩は、ジブンでベッドに上がりGaoさんの隣で寝て、夜中の間には、トイレで排尿排便もしていました。そして朝は、水を飲んだり部屋の中を動いていていつもとさほど変わった様子ではなかったけれど、ただ相変わらず呼吸が少し速いようでした。
病院では血液検査を受けました。腎臓機能の数値が以前より悪化していましたが、白血球は正常で、炎症などは起こしていないようでした。
だけど、病院で採血して検査結果を待っている間にも、だんだん元気がなくなっていくようで・・・、そして家に帰ってからも見る見る弱っていって、朝までは歩いていたのに、立ち上がることも困難になり、息づかいもどんどん悪くなります。
立ち上がれずにバタンと倒れるのに、それでもアパッチは動こうとします。時間をかけて少しずつ動いてカーペットの端まで移動して、何度目かに倒れた時、フトンを敷いてそこに横たえてやりました。
目からは険しさが抜けたと思い、写真を撮りましたが、でも、それは気分がよくなったからではなくて、弱っていたからなんだと後になってわかりました。
(3月2日撮影)
この撮影後のことは、もうはっきりとは思い出せません。
アパッチは時折大きく息を吸い込むようになり、あっという間に呼吸困難に陥り、そして私たちがうろたえ慌てている間に、アパッチの呼吸は止まってしまいました。
病院へ行く時には予想だにしなかったアパッチの急変に慌てふためき、Gaoさんは「アパッチしっかりしろ」とアパッチの体を揺さぶりました。でも、もう呼び戻さなくていいから…とGaoさんを制しました。
(2月23日撮影)
あんなに頑張って元気になってくれたのに、こんなにもあっけなくアパッチは逝ってしまいました。
急変と書いたけど、何かしら大切なことを私が見落としてしまっているだけで、急変ではないのかもしれません。いろんな思いが頭の中を駆け巡ります。後悔ばかりです。そして悲しくて悲しくて・・・動かなくなったアパッチを飲み込めるものなら飲み込んで、自分の体の一部にしてしまいたいと思いました。
ただ唯一の救いは、こと切れた後のアパッチが穏やかな顔をしていたことです。まだ毛艶もよくて、相変わらず可愛くて、死んでも尚10歳は若く見えました。(親バカだけど…)
今日の午後、アパッチを荼毘に付しました。(Gaoさんは、アパッチが脳内出血を起こした去年12月すでにペットの葬儀社をみつけていたらしい…。どんなに切なくても、飼い主としては必要なことなのよね。私は今日、火葬の点火スイッチを押すことすらできなかった。ホントにへなちょこ飼い主。。)
いつかまた会いたいけど・・・アパッチは私のことを待っていてくれるかな??・・・あまり自信がありません。